bousaiotakuの日記

自然災害から生き残ることを願います

九州で6月末から7月にかけて鹿児島・熊本で豪雨が続いています。その避難の状況ですが避難勧告を出す行政も受け取る住民もひどいと思います。

熊本県では、6月30日に避難勧告を12市町村、221,921人に出しましたが、避難勧告で避難した人数は141人です。(熊本県6月29日からの大雨のかかる被害状況について 第1報 令和元年6月30日14時現在)

7月1日9時の熊本県の第2報では、県下45市町村で避難所開設199か所に対して、避難者数179人です。

この避難状況はどう思いますか、どちらがおかしいと思いますか、中央防災会議の「平成30年7月豪雨に関する検証」ワーキンググループの委員の方々は、行政は警告を出しているので、危険な地域に住む住民は危険度をいろいろな情報を活用し自己判断で避

難してくれという結論を出しています。果たして行政が避難勧告を出す範囲を本当に危険な地域に絞って出しているのか疑問に思います。行政は避難に関する情報を出しておけば、災害が実際に発生したときに行政は情報を提供しましたが避難しなかった住民がいけないのだという言い訳を先に作っているように思います。これでは「オオカミ少年」はなくならないように思います。

鹿児島県ではもっとひどいです。鹿児島県の令和元年7月1日20時現在の大雨による被害状況の報告では警戒レベル4避難勧告を5市834,316人に出しているのに、鹿児島県から避難者数を把握していないか、避難者がいなかったような報告が出ています。鹿児島県の人口は1,600,000人強なのに人口の半数以上に避難勧告を出すのが妥当かどうか、本当に必要なのかどうかを真剣に考えてほしいと思います。

避難勧告を出すのは市町村の役割で県は関係ないといわれると思いますがそんなことはないように思います。熊本県からはきちんと報告が出ています。